『ハースストーン』お手軽ながらも本格派！　ヒットメーカーが放つ新感覚カードゲーム

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ケータイゲームというとガラケー時代からの流れを受け継いだ「ボタンをポチポチ押すだけ」のものが未だ主流を占めています。

それだけに「ポチポチゲーはもう飽きた」というユーザーも少なくはないことと思いますが、ここで紹介する『ハースストーン』はそんな方にこそオススメしたい作品です。

本作はアメリカのゲームディベロッパー・ブリザード社が開発したタイトルなのですが、PCゲームを楽しんでいる方でしたらこの社名に思わず「おっ！」と反応を示したのではないでしょうか？

そう、同社は『ディアブロ』や『ウォークラフト』をはじめとする先鋭的なゲームのリリースで知られ、世界中に多くのファンを持つヒットメーカー。
最近では『ディアブロ3』のリリースで多くのファンを虜にしたことが記憶に新しく、常にセンセーショナルな話題を提供してくれています。

そんな同社がスマートフォン用に満を持して開発したゲームとは、いったいどんな作品なのでしょうか？
それではさっそく紹介いたしましょう。

『ハースストーン』のゲーム性は「TCG」すなわちトレーディングカードゲームに分類されます。

一番有名なものとしては世界中にヘビーユーザーを持つこの手のジャンルのパイオニア『マジック：ザ・ギャザリング』を挙げることができ、我々日本人にとっての身近なものでは『遊戯王』や『ポケモン』などのカードゲームと言えばピンと来るのではないかと思います。

本作も上記したようなカードゲームと同様に「カードを揃えてデッキを構成し、マンツーマンで勝負を決する」という内容で、様々な能力を持つカードを自由に組み合わせて対戦相手との駆け引きを楽しむことができます。

それもケータイゲーム用に最適化されていることに大きな特徴があり、プレイに要する時間はわずか10分程度。
たったこれだけの時間であるにもかかわらず本格的なカードバトルを実現しており、それこそ脳に汗をかく極上の頭脳戦を満喫することができるのです。

トレーディングカードゲームと聞くと「覚えるのが大変そう」とか「ルールが複雑なのでは？」と敬遠するユーザーもいるかもしれませんが、その心配は無用です。

このゲームは、頭は使うが覚えることはごくわずかということに特徴があり、簡単ルールで誰でも楽しむことができます。

ゲームは画面のように上下の陣営に分けられたフィールドを舞台に「ヒーロー」の体力をゼロにすれば勝利という実にわかりやすいルールを採用しており、「ミニオン」「呪文」「武器」「秘策」という4つのカードを駆使して攻防を展開していきます。

カードの使用にはマナを消費します。それぞれのカードごとにコストが割り振られていますので、その数字と相談しながら使うカードを決めていきましょう。

また、カードにはそれぞれレアリティや能力が付与されていますので、それらを考慮しながら戦略を練っていくわけですが、その際に単に強いユニットだけで構成すれば良いというようなありきたりな戦術が通用しないことに面白さが潜んでいます。

先にも説明しましたようにカードにはコストがあるため、強いカードほど使用制限が強いために簡単に用いることができず、逆に低コストのカードは弱い半面フットワークが軽快なので序盤には欠かせない存在であるなど一長一短が持たされています。
そのため考えなしに強カードだけでデッキを構築しても出足の遅さであっという間に惨敗……という展開もしばしば。

それだけに弱いデッキで強デッキに打ち勝った時には喜びはひとしお。頭脳でもって対戦相手をねじ伏せる快感を知ればもう病みつきです。

巧みなデッキ構築、臨機応変な采配、そしてなによりも運を味方につけて、次なる勝利をつかみ取ってください。

用意されているカードは能力目的だけではなく、図柄の美しさもあって収集欲をくすぐられることは請け合い。新しいカードを手に入れるたびにデッキ構築や戦略性も無限に広がります。

かなり中毒性の高いゲームなだけに、ハマりすぎには注意が必要です。

ただ、中には海外ゲームと聞くだけで敷居を高く感じて拒否反応を示すユーザーもいるかもしれませんが、そんな色眼鏡を外してぜひとも自身の手で楽しんでみてください。

きっと今までに体験したことがないようケータイゲームの楽しさを知ることができるはずです。

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