台北ゲームショウ事前勉強会「台北ゲームショウ2019に行こう!」が開催、台北ゲームショウの概要や台湾ゲーム市場についてのセッションを実施
著者:加藤賢治(SQOOL代表 兼 編集長)
12月5日、SQOOL、グラティーク、UNITY TECHNOLOGIES JAPAN の三社共同で、勉強会「台北ゲームショウ2019に行こう!」が、東京銀座のUNITY TECHNOLOGIES JAPAN オフィスで開催されました。
台北ゲームショウは年々規模を拡大しており、海外からも多くの事業者が出展するゲームの展示会です。
宿泊補助やブース無料制度などにより海外インディデベロッパーの出展獲得に成功しており、来年1月の台北ゲームショウではBtoBインディーブースが別棟に移動してスペースが拡大する予定です。
勉強会ではまず、中国の厦門(あもい)でゲーム事業を運営する株式会社グラティークの高橋氏が、台北の歴史や文化について紹介。
過去の日本統治時代や第二次世界大戦後の政治的な混乱期などの時代背景を経て、現在の台湾文化が形成される様子について解説しました。
また併せて、自身の台北ゲームショウへの参加体験を元に、その特徴を紹介。年々規模が拡大している様子や、台湾ゲームの品質の高さを参加者に伝えました。
後半は、台湾出身のゲームプランナーToko HUNG・洪郁凱(とおこ・ホン ユカイ)氏が登壇。
台湾のゲーム市場の特徴、ユーザーの好み、収益化やマーケティングの手法、更には台湾の若者が使用するSNSや、現地のゲームメディアの状況などを解説しました。
台湾出身ならではの詳細な解説に、参加者一同熱心に聞き入りました。
Toko氏は音楽リズムゲームを得意としており、先月 プランナーを努めたアプリ「陽春白雪 Lyrica」がリリースされたばかり。GooglePlay、AppStoreの両ストアで高い評価を獲得しており、その実力が伺えます。
今年の10月から東京に引っ越し、現在日本でゲーム合作プロジェクトや、ゲームの簡体・繁体字への翻訳業務などを募集中とのこと。
※Toko氏への連絡は a9765625 at gmail.com まで
日本と台湾のゲーム業界間の情報交流の場ともなった本勉強会。今後このようなゲーム業界での日台交流の場は増えていくのではないかと思われます。
台北ゲームショウ2019は、2019年1月24日〜28日の会期で開催され、日本からも多くの参加者が見込まれています。