世代交代前は名作ラッシュ!?次世代機を控えたハードのこれからに期待!

 コラム 
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 著者:シェループ 

2019年が終わり、2020年が幕を開けようとしている。

来たる2020年のゲーム関連の大きなトピックとなるのは、やはりPlayStation 5、Xbox Series Xの新ハード発売だろう。両機共に前世代機を遥かに上回る性能、進化したコントローラなどで、早くも大きな関心の的となっている。

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そして、いずれも発売は2020年後半。特にPlayStation 5は、年末商戦期の投入が公式に告げられているので、来年末は今年以上に熱気を帯びた年末の到来が予感される。

裏を返せば、PlayStation 4、Xbox Oneは現役から退くターンに入るということだ。
いや、既に入ったと言えなくもないが、それはさておくとして。

いずれにせよ、今後PlayStation 4、Xbox Oneの2つのハードは成熟したゲームタイトルが続出する、ワクワクする時期に突入しそう、ということだ。過去にも現役引退が決まったゲーム機は、次の世代機への引き継ぎまでの間、名作・力作が連発されるということが繰り返されてきた。

ゲーム機世代交代前の名作、力作が連続した例

スーパーファミコン、メガドライブは、世代交代前に多くの名作、力作ゲームがリリースされた。

スーパーファミコンは1996年のNINTENDO64発売で、メガドライブは1994年のセガサターン発売で世代交代が行われた。
この近辺でどんなゲームが発売されたか紹介しよう。

世代交代前は名作ラッシュ!?次世代機を控えたハードのこれからに期待!

スーパーファミコンは1995年、「クロノ・トリガー」、「タクティクスオウガ」、「聖剣伝説3」、「不思議のダンジョン2 風来のシレン」、そして「スーパードンキーコング2 ディクシー&ディディー」などが発売されている。
いずれも今も尚名作と謳われる作品ばかりだ。

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中でも「ガンスターヒーローズ」に関わったゲーム開発会社「トレジャー」が制作したアクションゲームはその筆頭だ。また、後の探索型アクションゲームにも大きな影響を与えた名作「モンスターワールドIV」、ポケットモンスターのゲームフリークが制作したアクションゲームで、技のひとつ(ボルテッカー)がポケモン本編に逆輸入されたことでも知られる「パルスマン」、「ガンスターヒーローズ」への対抗心をさらけ出した「魂斗羅ザ・ハードコア」も世代交代前に誕生し、その多くが昨今も名作として語り継がれている。

大半がアクションゲームだが、メガドライブは同ジャンルの制作を得意とするハードでもあったので、まさにその底力が発揮された季節だったと言える。

もちろん、その2つだけではない。
1990年代後半のPlayStation、セガサターン、NINTENDO64の新たな世代となった側も次世代への引き継ぎ前には凝ったタイトルが続出した。以降のゲーム機でもやはり、世代交代前には同じ状況となる例が見られるようになり、もはや世代交代の決定は成熟したゲーム続出の始まりを告げるものと言えるだろう。

今回のPlayStation 4、Xbox Oneでも今後の引き継ぎに向けて強烈な新作の発売が多数予告されている。これから次のハードが出るまでは、PlayStation 4、Xbox Oneは最も面白く、熱い期間になるかもしれない。
過去にそのような例を見てきた人間からすれば、ワクワクするばかりなのだ。

世代交代前に閉店モードへ突入する例も

とは言うものの、必ずしも世代交代前に熱い時期がくるとは言いがたい。

2017年に生産終了を迎えたWiiUがその例だ。世代交代前は名作ラッシュ!?次世代機を控えたハードのこれからに期待!

世代交代前は名作ラッシュ!?次世代機を控えたハードのこれからに期待!

2019年3月に生産終了を迎えたPlayStation Vitaの例も同様だ。発売間もない頃には独占タイトルも多かったPlayStation Vitaだが、次第にその数は減少。
大半がPlayStation 4とのマルチタイトルになったり、独占タイトルもパワーアップ版がPlayStarion4向けに出るなりして、Vitaの存在意義は薄れていった。

ニンテンドー3DSの場合は、生産終了も何も告げられてない頃から閉店モードになったと言える。2017年後半、Newニンテンドー2DSが展開されるようになってからは、売りにしていた立体視に非対応のタイトルが多くなり、前世代機のニンテンドーDSに逆戻りするような展開となって、3DSの存在意義は薄れてしまっていた。

CPUの強化を活かしたNew3DSの専用ソフトも「ゼノブレイド」以降は僅かしか出ず、似た特徴を持っていた「ゲームボーイカラー」のような増加傾向にもならなかった。

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「ゼノブレイド」の例から、筆者はWiiタイトルがNew3DS専用で移植される例が増えると勝手に想像していたのだが、まさかそれっきりとは(※ダウンロードソフトには多少ある)。2019年には、パッケージもダウンロードも新作の本数は激減し、未だ生産終了は告げられていないものの、完全に閉店状態だ。

それもあって、熱い時期がくるとは限らない例も出てきている。

世代交代前は名作ラッシュ!?次世代機を控えたハードのこれからに期待!

筆者個人の思いを書くならば、3DSはもう少し頑張れなかったのかと思う。特にNew3DSが登場してから、末期に入るまでの展開には期待を寄せていただけに、今の状況は残念でならない。

PlayStation 4は従来の法則に沿って熱い時期に入る?

さて、このような閉店状態になってしまう例もあるとは言え、PlayStation 4に関しては、熱い展開を見せてくれるのは間違いない。

現に「The Last of US II」、「Ghost of Tsushima」などの大作が多く控えており、先日の「State of Play」「The Games Awards」でも「バイオハザード:RE3」、「BABYLON'S FALL」などの注目作が多く発表されている。

Xbox Oneは、国内の普及が十分でないために静かではあるものの、「オリとくらやみの森」の続編など、ダウンロード配信の方では興味深いタイトルが控えている。
また、ここしばらくは不意に思いもしない海外タイトルをダウンロード販売で展開してくることもあるので、その動きは油断ならない。

VR関連も2020年はより面白くなる可能性がある。PlayStation VRに留まらず、制作の経験値が溜まったクリエイター、スタジオが増え始めている。その結果、「Beat Saver」のようなヒット作が誕生するに至っている。

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国内からも2018年の「ASTOROBOT:RESCUE MISSION」のほか、2019年にも「ソード・オブ・ガルガンチュア」、「Last Labyrinth」、「東京クロノス」などの成熟したタイトルが連続して登場している。

そんな成熟度合いが見て取れるこの界隈は、もしかしたら2020年で最も注目すべきトピックなのかもしれない。一体、どんな進化を遂げていくのか、期待したいところである。

世代交代前は名作ラッシュ!?次世代機を控えたハードのこれからに期待!

2019年も「SEKIRO:SHADOWS DIE TWICE」が「Game of the Year」に輝くなど、PlayStation 4とXbox Oneには成熟期を感じさせる雰囲気に溢れていた。来たる2020年は、世代交代までにこの勢いがどこまで深まるのか。楽しみなこの頃だ。

また、世代交代はまだ先だが、これから成熟期を迎えるNintendo Switchの動向も非常に楽しみだ。筆者個人の思いとしては、2019年明けて間もなく大幅な発売延期が告げられた「メトロイドプライム4」の姿を今度こそ目にできることを願う。

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著者:シェループ
新旧様々なゲームに手を伸ばしては、積みゲーを増やし続けるひよっこライター。アクションゲーム全般(特にロックマンシリーズとメトロイドシリーズ)と戦略シミュレーションが大好物。
Twitter:@shelloop