Unityの値上げ騒動はゲームエンジンの再編を促すか?その後の動向について
公開日時:
著者:加藤賢治(SQOOL代表 兼 編集長)
いささか古い話になってきましたが、9月12日、突然Unityが使用料の値上げを発表しました。
その内容が「ゲーム1ダウンロードあたり0.2ドルを徴収する」というもので、
高すぎる!
どうやってカウントするんだ!?
など、大いに炎上しました。
一部のゲームデベロッパーは、もうUnityは使わない、と宣言す事態に発展し、その後Unityは値上げの内容を一部変更して自体の収集を図りました。
詳細については動画にまとめましたので是非ご覧ください。
さてその後、10月9日、Unityは取締役会長兼CEO兼社長のジョン・リチティエロ氏の退任を発表しました。
9月12日前にジョン・リチティエロ氏はUnity株を大量売却していたという報道もあり、Ujnityのユーザーから批判を浴びていた同氏ですが、Unityとしては氏の退任によって自体の沈静化を図りたいという意図もあるでしょう。
現時点で筆者の周囲ではこの話題は落ち着いており、引き続きUnityを使用する開発者が多いように思われますが、やはり一部はGoDotなどの別のゲームエンジンへの移行を進めるなどUnityに対する懸念は今なお燻っているように思われます。
今後しばらくゲームエンジニアにとって「Unityで良いのか」は頭の痛い問題になりそうです。