「オートチェス:オリジン」は是非遊んで欲しい名作!楽しく遊び続けるための強くなるコツをご紹介します!
著者:ちゃんたく
皆さんは「オートチェス」というゲームジャンルをご存知でしょうか。
「オートチェス」は、8人で行うラウンド制のバトルロイヤルゲームです。ランダムで選ばれた駒から強い構成を作り上げていきながら他の7人との対戦を繰り返し、最後まで残ったプレイヤーが勝利となります。
「オートチェス」は様々なタイトルがリリースされていますが、中でも「オートチェス:オリジン」はスマホで簡単に遊べるタイトルで、筆者もハマっています。今後はPC版、コンソール版の展開も予定されており、期待で胸が膨らみます。ぜひ皆様にもプレイしていただきたいゲームです。
筆者は2019年7月ごろからオートチェスオリジンのプレイを始め数ヶ月で最高ランクの「クイーン」まで到達。その後一時的にではありますが、日本で100位以内にも入りました。
それほどやり込めたのも、オートチェスオリジンが本当に面白いゲームだからです。
是非皆様にも遊んでいただきたく、この記事では、クイーンになるまでの筆者なりのコツや考え方を、4つの項目に分けてご紹介したいと思います。ゲームは勝敗が全てではありませんが、対戦型のゲームはある程度勝てるほうが楽しく続けられます。是非この記事を参考にオートチェスオリジンデビューをしてみてください。
1.最初は無理なく、楽しむことを重視する
スタート時は右も左も分からない状態なので、まずは自分のプレイスタイルに沿ったやり方で遊びましょう。これはオートチェスに限らず全てのゲームに言えます。ゲームを始める前に説明書を念入りに読む方もいれば、「説明書なんて読んでられるか!早く遊ばせろ!」という方もいるでしょう。まずは好きに始めるのがおすすめです。
筆者は大まかな概要を先に知りたい派なので、ゲームを始める前に「同じ駒を3つ集めると強くなる」といった最低限の予習をしました。
この時点で勝つことは全く考えていません。いきなり「勝つためにどうすればいいのか」「強くなるために勉強しよう」という気持ちでプレイすると疲れてしまうので、勝ち負けや効率は一旦置いといて、楽しむことを重視しました。
具体的には、「今回はこの駒とこの駒をいっぱい集めてみよう」といった遊び方です。その過程で、試合全体の流れ、ルール、お金の使い方といった基礎中の基礎を覚えていきます。
最初に優先したいのは「自分のやりたいようにやる」、です。ああしろこうしろと強制されると、ゲーム自体をやめてしまう危険性があります。
なので皆さんも、まずはやりたいようにやってみてください。「勝ちたい」と思ったら、次のステップに進みましょう。
2.「楽しむ」から「勝つ」に方向転換
ゲームを続けるとプレイヤーのレベルが上がり相手プレイヤーも強くなっていきます。今までの遊び方では勝てなくなってくると思います。そうするといよいよ「勝ちたい」という欲が湧いてきます。
ここからは勝つためにどうすればいいのか考えなくてはなりません。同じ駒を集めてパワーアップさせるだけではなく、「シナジー」を発動させることを目標にしましょう。
オートチェスオリジンの駒はそれぞれ「種族」と「ジョブ」を持っており、同じ種族やジョブを一定数配置すると、強力なシナジー効果が発動します。これをうまく利用することで勝てるようになります。
最初からいろんな種族やジョブを組み合わせるのは難しいため、まずは一つに絞って、同じジョブの駒を集める練習をしました。
有名プレイヤーが強い構成を公開してくれている場合もあるので、それを参考にするのもオススメです。筆者はトッププレイヤーが公開していたテンプレ構成を、試合中に毎回確認しながらプレイしていました。
まずは作りたいテンプレ構成を1つ決めて完成を目指します。この頃はまだ、駒の種族とジョブを全部覚えきれていなかったのですが、何度も繰り返すうちに自力で組めるようになりました。
この段階では駒の配置や役割までは理解していません。
「強いと言われる構成を組んでみたら確かになんか勝てる」
ぐらいの感覚です。
テンプレ構成が組めるようになれば、組めない相手に負ける事はなくなり、勝率がグンと上がりました。
3.上手い人を参考に、インプットとアウトプットを繰り返す
テンプレ構成が組めるようになっても、プレイヤーレベルが上がるとまた勝てなくなります。相手プレイヤーの方が配置やアイテムに関しての「知識」を多く持っているからです。
「同じ構成でも自分が毎回負ける」という現象は、運で負けているわけではなく、配置やアイテムの理解度で必然的に負けているです。
オートチェスは試合がオートで操作も簡単な分、知識の多さがそのまま強さに反映されます。この辺りから、駒の役割や配置、さらには「どの駒にどのアイテムを持たせるか」といった細かい知識を幅広く覚える必要があると実感しました。
細かい知識はゲーム内に掲載されていないものも多く、自力で知るのはかなり難しいです。
そこで筆者は、トッププレイヤー達の配信を観るようにしました。この段階は自分でプレイする時間よりも配信を観る時間の方が多かったです。
オートチェスは観戦機能があるのでゲーム内からトッププレイヤーの試合を観戦する事が出来ます。それだけでも十分参考になりますが、YouTubeやTwitchなどの配信であれば「何故このアイテムを作ったか」「何故この配置にしたか」といった理由を解説してくれることがあります。
理由が分かると自分の知識として効率よく吸収出来るので、可能であれば配信を観ることをオススメします。
配信や動画等でインプットした知識はメモしておき、実践で試していきます。一例として、
・「メイジ同士の勝負は嵐のシャーマンが重要」(インプット)⇒「嵐のシャーマンを採用し、メイジが多い試合では優先的にマナアイテムを持たせる。相手のヒューマンシナジーで沈黙しないように、最前衛に配置しない」(アウトプット)
・「ライフルマンはスキルを打つよりも通常攻撃が優秀」(インプット)⇒「ライフルマンに呪われた吸血マスクを持たせる」(アウトプット)
・「亀乗りの長老は売却額が一番高い駒にスキルを打つ」(インプット)⇒「売却額が高い駒(熊のドルイド星3など)を離して配置し、亀乗りのスキルを誘導する」(アウトプット)
といったものです。
オートチェスに限らず、上手い人のプレイングを参考にする事は、ゲームで強くなる一番の近道です。
伸び悩み始めたなら、闇雲に一人でプレイするより上手い人からドンドン吸収していきましょう。
ここまでは初心者、中級者向けですが、続いて上級者向けの説明に入ります。ある程度プレイして行き詰まったら、ここからまた読んでみてください。
4.「自分の状況」だけでなく「相手の状況」を確認する
ある程度の知識を獲得した上でプレイヤーレベルが上がり、他プレイヤーのレベルが更に高くなると、またガクッと勝率が下がりました。
7位や8位を連発し、今度は何を改善していいかもわからず、一時期かなりのスランプに陥りました。おそらく多くのプレイヤーが通る道だと思います。
そこでトッププレイヤーの配信をさらによく確認してみると、トッププレイヤー達は「余った時間に相手の状況を逐一確認している」と気付きました。筆者はこれまで、自分の盤面の事しか考えておらず、相手の状況を全く確認できていなかったのです。
余った時間も何となく盤面を眺めているだけで、有効活用できていませんでした。「自分は相手の状況を把握していないのに、相手には自分の状況が筒抜け」では、勝てないのは当然でした。
オートチェスは1ラウンド毎に30秒の持ち時間がありますが、構成に迷ったり、ガチャを引いて駒を重ねる作業にてまどっている間は中々時間が足余るという状況になりません。
しかしプレイを重ねて行動が最適化されていくと、少しずつ時間の余裕が生まれてきます。この辺りからは自分だけでなく相手の状況にも気を配るよう意識し始めました。
特に意識していた事を3つ、紹介します。
・相手と構成が被っていないかを確認する
試合中、他7人の構成は一覧で確認できます。どのシナジーが発動しているかも一目瞭然で、「相手は〇〇の構成を狙っているな」と判断できます。時間が余ったら、まずはこの確認を最低限出来るようにしましょう。
駒のプール(在庫)はプレイしている8人全員で共有されるという仕様上、欲しい駒が他プレイヤーと被っていると、それだけ集めにくくなります。特にナイトやアサシンといった星3が重要になる構成は、他プレイヤーと被ってしまうと途端に苦しくなります。
しっかり相手の構成を確認することで、「今回はアサシンが多いから、自分はアサシンを避けよう」という判断ができるようになります。このおかげで、駒が重ならずに下位に沈むという試合を減らせました。
・相手の「倉庫」にある駒を確認する
相手の構成が確認できるようになったら、次は相手の「倉庫」にある駒を確認するようにしました。というのも、最初に出ているシナジーを最後まで使い続けるとは限らないからです。
例えば「序盤はゴブリンやハンターを出していたはずなのに、いつの間にかメイジに変わっていた」という経験はないでしょうか。
これは、序盤はとりあえずハンターやゴブリンで耐えつつ、メイジの駒が揃ったタイミングでメイジに移行しているのです。相手の構成を確認するだけでは、この変化にすぐ対応できません。
相手の倉庫には、他に狙っているシナジーの駒がキープされている場合があります。方向性が定まっていない序盤は特に、相手の倉庫を注意深く確認するようにしましょう。
・毎試合のゲームスピードを把握する
少し抽象的で分かりにくいかもしれませんが、とても大事でした。筆者もこれを意識するのは相当後になってからです。
何度も試合をしていると、安定を取って毎回決まった動きをしがちです。例えば「15ラウンドまでに50ゴールド貯める」「21ラウンドにレベル8に上げる」といった行動です。
最初はそれが安定行動だと教わっていたため、思考停止でいつもと同じプレイングをしていました。しかし、これに固執しすぎていると、大敗することがあります。
なぜなら、毎試合同じようなゲームスピードで展開するわけではないからです。連勝しているプレイヤーがいたり、レベルを先行しているプレイヤーがいると、ゲームスピードが普段より速くなります。
そんな中、自分だけがいつも通りの動きをしていると、ゲームスピードについていけなくなっています。これに気付かなかったために、「序盤は良かったのに、いつの間にか最下位で終わった」という試合が何度もありました。
例えば、自分が連勝している試合は利子より強化を優先して連勝を狙う、体力に余裕がない試合は最下位を避けるためにお金を使うなど、毎試合同じような行動をせず、臨機応変に対応できるようになりましょう。
他プレイヤーの状況を確認するようになると、7位、8位を取る回数が劇的に減りました。今までは大敗していたような試合で一つでも順位を上げる事ができれば、勝率自体は大きく変わらずともクイーンに到達できるようになります。
特にキング3からクイーンに上がるためには、これらの動きが必須になるかと思います。オートチェスは「1位を狙うゲームではなく、下位を取らないゲームである」ということを常に念頭に置きましょう。
以上が、筆者のクイーン到達までの過程となります。考え方やプレイングが少しでも参考になれば幸いです。