ChinaJoy2024のスローガンは「Stay true, game on!」、そして「100 Influencers Project」も宣言
著者:加藤賢治(SQOOL代表 兼 編集長)
ChinaJoyの開催まであと3週間ほどになりました。
ChinaJoyは先日、プレス向けの発表の中で、そのスローガンが
Stay true, game on!
であることを発表しました。
これは直訳をすると、
素直であれ、挑戦し続けろ!
と読めますが、ゲームのイベントですから
素直であれ、ゲームをしよう!
という意味かもしれません。
さて、興味深いのは「100 Influencers Project」です。
中国はもともと日本と比べてもインフルエンサーの影響力が強く、特にゲーム関連はプロゲーマーがスポーツ選手や芸能人のような知名度を持っています。
ChinaJoyでもTikTokの黎明期から動画系のインフルエンサーが活躍するなど、インフルエンサーとは相性の良い土壌があると言って良いでしょう。
ChinaJoyは発表の中で、オフラインとオンラインのコラボによる価値の増幅を謳っており、BiliBiliやTikTokを擁する中国において、これがうまきく機能すれば熱狂を作り出せる可能性は確かに高いでしょう。
そしておそらく、これは発表に含まれているわけではありませんが、ChinaJoyはこの熱狂を海外にも広く伝えたいはずです。であればこそ、SQOOLのような海外メディアにも丁寧にその方針を示すわけですが、ここで1つ問題があります。
中国ではYouTubeやX(Twitter)、Instagramが使えません。日本で主流のSNSで中国でも使えるものは、中国に運営本社があるTikTokくらいでしょう。
世界的にも魅力的な市場であり、そして原神などに代表される優れたゲームコンテンツを持つ中国ゲーム業界にとって、っこは非常に歯痒いものかもしれません。
しかし、その体制とファイアーウォールの堅牢さと比較すると、ChinaJoyのグローバルに向けた視線は後世で先進出来なものと感じます。
今年も上海からChinaJoyの様子をお届けしますので、是非楽しみにお待ちくださいませ。