スマホゲーム市場はピークアウト?ガンホーの四半期決算とSwitchの販売台数を見て思う事
著者:加藤賢治(SQOOL代表 兼 編集長)
GW初日、いかがお過ごしでしょうか。
ゲーム三昧でしょうか。
GWはゲームサイトは閲覧数が増えますので、私は仕事です。今日もこの後打ち合わせです。うーん、サボりたい。。。
仕事の合間にちょこちょことFF5を進めたいと思っています。
さて、先日こんなニュースを目にしました。
【速報】ガンホー、第1四半期の営業益は28%減の101億円…主力タイトル『パズル&ドラゴンズ』の売上減少 | Social Game Info
全四半期と比べると売り上げは少し回復していますが、昨年と比べると営業利益は28.3%の減少。
パズドラは非常に優れたゲームで、リリースされてからなんともう5年。スマホゲームのタイトルでここまで長寿なものは非常に珍しいもので、パズドラがゲームとしていかに良くできていて、ユーザーに愛されているのかが分かります。
モンストはまだ好調のようですが、ここにきてピークアウト感のあるスマホゲーム市場。
先月は任天堂Switchも発売され、同日に発売されたゼルダの伝説の最新版は各所で高評価を得ました。
さて、ではようやくゲーム市場はスマホ一強の時代から抜け出すのでしょうか。
ゲームファンとしてはコンシューマゲームやPCゲームにも頑張ってほしいところですが、ゲーム情報サイトを運営している身としては、日本国内に関してはまだもう少しスマホの一強が続くのではないかと思っています。
博報堂DYメディアパートナーズが2016年6月に発表した「メディア定点調査2016」によると、日本人のスマホ所有率は71%。
比較してSwitchの販売台数は3月で約50万台。その後も週に4~5万台程度のペースで売れているようですが、スマホの普及数と比べると格段に小さな数字であるといえます。
収益性の面から考えても、決済の容易さなどの様々な面でスマホに分があるように思えます。
ビジネスとして収益性を考慮すると、まずスマホを考えざるを得ない、というのが現状のように思われます。そしてダウンロード数やゲーム各社の決算発表の数字を見ると、スマホゲームへの「課金」は、いろいろと問題があるとはいえ、現実としてユーザーが受け入れているように見受けられます。