ぶらり川越体験記:昭和の和の街、川越えで開催された雰囲気抜群のゲームイベント
著者:加藤賢治(SQOOL代表 兼 編集長)
都心から1時間半ほど、江戸時代は城下町として栄えた川越市。古の雰囲気を今なお残したレトロな街並みの川越市で、本日ゲームイベント「ぶらり川越GAME DIGG」が開催されました。
「ぶらり川越GAME DIGG」は今年初開催。近年のインディーゲームの盛り上がりもあって、インディーゲームが主体のイベントになっていました。
ただこのイベントが特徴的なのは、単にインディーゲムイベントというだけでなく歴史ある街並みと建物を生かした和のテイストが味わえるイベントであったこと。
会場はコエトコ(旧栄養食配給所)と、りそなコエドテラスの2箇所で、どちらも100年以上の歴史を持つ文化財建築。
雰囲気たっぷりの会場でのゲームの展示は意外なほど雰囲気が良く、なんというか居心地が良いイベントになっていました。
イベントの規模としては大きくないものの、人気タイトルの「都市伝説解体センター」や、「ローグウィズデッド」のブースもあり、また他にもレベルの高いインディーゲームが多く出展し、多くのお客さんを集めていました。
東京から近く、古い街並みがあるということもあり、ゲームイベント目当てではない観光客も多く、その観光客も巻き込んでの盛り上がりとなっていました。
小さなイベントながら、よく考えられた構成になっており、運営側の準備の努力が一見して理解できるものでした。
インディーゲームという言葉はすでに社会に浸透しており、日本でもいろいろなイベントが立ち上がっています。
その中で単にインディーゲームのイベントというだけでは集客が難しくなってきているのが現実ですが、「ぶらり川越GAME DIGG」は川越市の良いところとインディーゲームの良いところをうまく組み合わせたイベントだと感じました。
2回目の来年は今年の開催を経てさらに良いものになりそうです。
今年は行けなかったな、という方はぜひ来年の開催の情報を楽しみにお待ちいただければと思います。
レトロな街並みを楽しみつつ、ついでにゲームイベント、というのは存外に楽しいものでした。
これからの発展が楽しみですね。