東京ゲームショウのビジネスデーの来場者が拡大!インディーエリアも盛況

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 著者:加藤賢治(SQOOL代表 兼 編集長) 

コロナ禍後、世界の多くの大型ゲームイベントがその方向性に苦労する中、東京ゲームショウは国際的なハブとしての役割を拡大しているように思われます。東京ゲームショウのビジネスデーの来場者が拡大!インディーエリアも盛況

大規模なゲーム事業者のPRの場が、リアルイベントからオンラインに移行しつつあり、アメリカE3が終了するなど、世界的なトレンドは大規模ゲームイベントの縮小です。
が、上述の通り東京ゲームショウはその逆で、1日目の来場者は約4万2千人と、昨年を大きく上回りました。
本日の来場者と合わせて、ビジネスデー2日間での来場者数の記録更新はほぼ確実でしょう。

東京ゲームショウのビジネスデーの来場者が拡大!インディーエリアも盛況今回は特に中国からの来場が多かったように思われ、筆者の中国の知人も多く来場していました。
以前のように「ゲームコンテンツであればなんでも投資したい」というような感じは今の中国にはありませんが、日本のゲームコンテンツに投資をしたい、あるいはグローバルパブリッシングをしたい、というモチベーションは依然として非常に高いように思われます。
と同時に、中国のゲーム市場がさまざまな規制や景況感によって難しくなっていく中、相対的に日本のゲーム市場の魅力が高まり、ユーザー獲得の場としての日本市場への興味が高まっているように思われます。東京ゲームショウのビジネスデーの来場者が拡大!インディーエリアも盛況

中国以外にも東京ゲームショウへの参加を重視している国は多く、例えばマレーシアなどは日本コンテンツ産業の誘致、という側面で東京ゲームショウに参加しています。

そして今年印象的なのは、別館の9、10、11ホールに設置されているインディーゲーム関連のエリアです。東京ゲームショウのビジネスデーの来場者が拡大!インディーエリアも盛況
筆者としては、もはや本館の方が東京ゲームショウの本体ではないかと思われるほど、インディーゲームエリアの充実ぶりには目を見張るものがあります。
こちらも国際色豊かで、そしてゲーム開発者と直接交流できる素晴らしい場になっています。東京ゲームショウのビジネスデーの来場者が拡大!インディーエリアも盛況直接会うことを重視する日本だからなのか、リアルイベントとしての東京ゲームショウがこうやって世界から愛されているのは非常にうれしく思います。

「日本のこういうところが好きだ」

という海外の友人の言葉が非常に誇らしく思われました。

東京ゲームショウは明日明後日の土日も、一般公開デーとして開催されます。参加を予定されている方は、是非色々なゲームの展示を楽しんでください。

東京ゲームショウ公式サイト

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著者:加藤賢治(SQOOL代表 兼 編集長)
いつの間にかメディアの人みたくなったことにいまだに慣れない中年ゲーマー。夜行性。
好きなゲームは「桃鉄」「FF5」「中年騎士ヤスヒロ」「スバラシティ」「モンハン2G」「レジオナルパワー3」「スタークルーザー2」「鈴木爆発」「ロマサガ2」「アナザーエデン」などなど。
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