【White Nights Helsinki (3)】スマホゲーム収益の未来は広告のみ!?(業界関係者向け)

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 著者:鄭一東 

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5年前、スマホゲームなんで儲かるわけがないと人々は言ってました。

3年前、無料スマホゲームなんて儲かるわけがないと人々は言ってました。

今、人々はアプリ内課金を設置しないと儲からないと人々は言っています。

「Farm Away!」を開発した「FuturePlay」(フィンランド)のCEO Jami Laesが言いました。

これからはアプリ内課金ではなく、アプリ内広告で儲かる時代になります!

驚きその3 アプリゲームは広告収益で儲かる時代になる!?

Farm Away!は簡単な放置系ゲームで、生産を待ってコインを稼いてハイレベルの農地を開放させるという構造です。

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Jamiはゲームデザインに関し、「完璧で巨大なゲームを最初から作りたかったわけではなく、"Minimum Amazing Product"を作るために余計な視覚効果や音楽を入れずに作った」と話しました。

チームが小さいからこそ、最小限の構成で面白いゲームを作るというコンセプトが、リソースの効率化に繋がるでしょう。

ゲームにはアプリ内課金のオプションを入れていますが、広告をユーザーに見てもらいやすい仕組みが多く存在してます。

「広告を見て雨降らせると4時間生産スピード倍増」、「広告を見て太陽を活性化すると20秒間生産単価倍増」などの仕組みが実装されています。

簡単な仕組みのように見えますが、「コインの倍増」はユーザーにジェム(課金アイテム)を1つプレゼントするよりも効果的な仕組みと言えます。

例えば、広告を見ると4時間雨を降らせて生産スピードが倍増するという仕組みがあることで、ユーザーは必ず外出する前もししくは寝る前に一回広告を見るようになるでしょう。

ユーザーへのストレスを最小限にしつつ、広告を見る導線が極めて効果的に設置されているのです。

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アクティブユーザー数の遷移を見ると、AppStore及びGoogle Playでのフィーチャーによって多くのユーザーを獲得し、その後安定したアクティブユーザー数を維持しています。

ARPUに関しても$0.05をキープ。

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昨年10月のリリース以来、百万DL、平均レビュー点数4.6(5点は4,000回以上)、Daily player 100,000など、凄まじい数字を残しています。

広告を大量に設置してもこのレビュー点数を獲得できるのは驚くべきもので、広告主体の収益化アプリとして非常に参考になるゲームです。

以上、White Nights Helsinkiの驚き3点レポートでした。

SQOOL.NETでは海外のゲームカンファレンスの記事を今後も上げていく予定です。ゲームファンの皆様に向けた情報も順次発信していく予定ですので、楽しみにしてくださいね!

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著者:KenCheng(鄭一東:テイイチトウ)
Sidora Marketing株式会社 CEO/株式会社SQOOL CMO。台湾出身。2006年に来日し, 留学、就職、SQOOL CMOを経て、2015年にフィンランドでSidora Marketingを創業。多国間でのゲーム関連サービスのコネクションを活かして、海外ゲーム関連の取材記事などを日本のメディアに提供している。
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