脱出ゲームはどうやって作られているのか?人気脱出ゲームを多数手掛けるSEECの開発チームに話を聞いてみました! |Page3

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 著者:加藤賢治(SQOOL代表 兼 編集長) 

開発部隊は約10人 シナリオはイラストレーターさんが担当!

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筆者:現在脱出ゲームの開発チームには何名いらっしゃるんですか?

野内さん:現在は9名です。エンジニアとイラストレーターが組んで1つのタイトルを開発していまして、複数の開発が平行して進んでいます。

筆者:1つのタイトルの開発にかかる期間はどれくらいですか

野内さん:本当は2週間を目安にしていたんですが、全然足りなくて(笑)
2週間だとしょぼいのしか作れないんですよ。
しっかりしたものを作ろうと思うと1ヶ月位は必要かなと。
でも、結局1ヶ月半くらいかかっちゃいますね(笑)

SEECさんの脱出ゲームは「グラフィック」「謎」「ストーリー」いずれも作り込んでありますので、1ヶ月半でつくり上げるのは筆者としてはかなり速い気がします。
ただやはりタイトルによっては3ヶ月位かかるものもあるそうです。
未経験状態からの脱出ゲーム開発だったそうですが、この辺の質へのこだわりが人気の秘密かもしれませんね。

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筆者:御社の場合、シナリオをしっかり読ませるタイプの脱出ゲームですよね。これは御社としてそういうコンセプトで開発しているということですか?

野内さん:いや、そういうことではなくて、ウチは企画はイラストレーターさんがやってシナリオも書くんですが、それに任せて自然とそうなっています。

なんと、SEECではイラストレーターさんが脱出ゲームのシナリオも書いているそう!これは意外!というわけで詳しく聞いてみました。

イラストレーターさんがシナリオも担当する意外なメリット
著者:加藤賢治(SQOOL代表 兼 編集長)
いつの間にかメディアの人みたくなったことにいまだに慣れない中年ゲーマー。夜行性。
好きなゲームは「桃鉄」「FF5」「中年騎士ヤスヒロ」「スバラシティ」「モンハン2G」「レジオナルパワー3」「スタークルーザー2」「鈴木爆発」「ロマサガ2」「アナザーエデン」などなど。
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