脱出ゲームはどうやって作られているのか?人気脱出ゲームを多数手掛けるSEECの開発チームに話を聞いてみました! |Page6
著者:加藤賢治(SQOOL代表 兼 編集長)
最後に裏話とお知らせを聞いてみました!
何か裏話教えて下さい!と無理なお願いをしてみました。(無理なお願いにお応えいただきありがとうございます!)
野内さん:脱出の国のアリスの話ですが、このゲームにはギャラリー機能があるんです。
ゲーム内のアイテムを集めるとギャラリーに追加されるんですけど、最後の方のヤツを超難しくしたんですよ。
「これクレームになるからやめたほうが良い」と言われるくらい難しくしたんです。
でも3日後に攻略されていましたね。攻略サイトに(笑)
マジですか(笑)
いけませんね、攻略サイト!(注:本当は大歓迎みたいです)
野内さん:発見できるタイミングが3秒しか無いやつとかあったんですが、あんなの解ける人が世の中にいるんだ〜!って感じでしたね。
筆者:是非またそういうやつ仕込んで下さい!攻略サイトの名にかけて必死で解きます!
野内さん:また仕込んでみたいと思います(笑)
というわけで「脱出ゲームメーカー 対 攻略サイト」がどこかで勃発するかもしれません。頑張ります!
間もなくリリース!「脱出ゲーム ひとりかくれんぼ-暗闇からの脱出-」
SEECの次回作脱出ゲーム ひとりかくれんぼ-暗闇からの脱出-」は間もなくリリース予定!
ホラー系の脱出ゲームが得意なSEECさんらしくホラー系の脱出ゲームです。
このタイトルは新しいイラストレーターさんが担当されているそう。
相変わらずSEECさんの脱出ゲームの女の子はかわいいですね!(筆者的にここは重要なポイントです)
脱出ゲームファンは是非チェックしましょう!
イラストレーターさんを軸にした自由な開発スタイルがSEEC作品の鍵
野内さん、東太田さんに色々と脱出ゲームの開発について伺いましたが、やはりSEECさんの特徴はなんといっても
イラストレーターさんが企画を立て、ストーリーを書き、謎を作り、そしてもちろんイラストも描く!
というところ。
進行の多くがイラストレーターさんに一任されていて、それをチームがサポートしている体制で脱出ゲームが作成されています。
それが高品質な脱出ゲームを継続的にリリースできる重要なキーだと感じました。
ちなみにSEECさんの作品に童話系やホラー系の脱出ゲームが多いのは、そういうのが好きなイラストレーターさんがいるからというのが理由。
童話×ホラーの脱出ゲームはかなり強いジャンルに育っていますが、その牽引役はSEECさんだと筆者は思います。
脱出ゲームの中での強い軸を育てていただいたのは1人の脱出ゲームファンとしては嬉しい限り!
「ウチは本当にイラストレーターさんに助けられています」という野内さんの言葉がとても印象的でした。
これからもユーザーや攻略サイトを悩ませる、楽しい脱出ゲームを期待しています!